「アンブレラ・アカデミー 」シーズン1-7話(Netflix)の あらすじ・ネタバレと感想。原作シェラルド・ウェイ

3.5
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春文

大学時代は文学部史学科文化人類学専攻で宗教、西洋文化史、サブカルチャーなどを勉強。趣味は漫画映画ジブリYouTube芸能ダークアカデミア、地域文化、ブログなど。現在は制作会社の運営などもしてます。

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2019年に公開されたNetflixオリジナルドラマ、アンブレラ・アカデミー。「特殊能力」というキーワードとポップなビジュアルに惹かれて、シーズン1(10話)を視聴しました。
今回は第7話「恐れた悪夢が起きた日」をご紹介します。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-7話「恐れた悪夢が起きた日」あらすじ

過去に戻り組織の仕事を再開していた5号が世界崩壊の3日前に戻ってきたことで、1日が再びやり直されることになりました。自分たちが死ぬことを知り見えない敵に背を向けることを選択した兄妹、能力を開花させつつある7号・ヴァーニャ、明らかに怪しいレナード。5号が戻ったことでどのように状況が変化するのでしょうか。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 製作

2019年配信/アメリカ/1話45~60分
配信:Netflix

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1 の原作・登場人物

原作のジェラルド ウェイって誰?マイ・ケミカル・ロマンスとは?

本作品の原作は、同名のコミックシリーズ『The Umbrella Academy』で、原作者はマイ・ケミカル・ロマンスというバンドのヴォーカル、ジェラルド・ウェイです。
2020年3月に大阪公演を予定していましたが、コロナウィルス感染拡大予防のため中止となっています。
私はマイ・ケミカル・ロマンスの存在は知りませんでしたが、過去に氷室京介とのコラボ、Mステ出演、日本公演も実施していたので、ファンの方も多そうです。原作を知らなくても十分楽しめると思います。

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1のキャスト

 

 

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レジナルド・ハーグリーヴス卿:コルム・フィオール
1号(ルーサー):トム・ホッパー
2号(ディエゴ):デイビッド・カスタニェーダ
3号(アリソン):エミー・レイヴァー・ランプマン
4号(クラウス):ロバート・シーハン
5号(–):エイダン・ギャラガー
6号(ベン):ジャスティン・H・ミン(1話では既に亡くなっている設定です)
7号(ヴァーニャ):エレン・ペイジ

「アンブレラ・アカデミー」登場人物のおさらい

1号(ルーサー):体が大きく、怪力。父の命令で月で何かの任務をおこなっている。唯一、父を慕っている様子。
2号(ディエゴ):ナイフ投げの達人。ひとりで自警団のような活動をしている。父のことは憎んでいるが、母のことは慕っている様子。
3号(アリソン):発した言葉を現実化することができる。女優として活躍中。
4号(クラウス):死者と対話できる。(シラフの時のみ)6号・ベンは常に傍にいる様子。
能力を抑えるためにドラッグを常用している。暴力的なことは苦手そう。
5号(–):瞬間移動、タイムトラベルができる。13才の時に行方不明となった。
6号(ベン):体からタコの足のようなものを出せる? 故人のため詳細不明。
7号(ヴァーニャ):能力なし、バイオリン奏者。兄姉の暴露本を発表し孤立。
母:母親代わりに造られたアンドロイド。
ポゴ:執事。チンパンジー。
レナード:7号・ヴァーニャのバイオリンの生徒。

「アンブレラ・アカデミー」前回(シーズン1-6話)のあらすじ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-6話のあらすじを復習したい方はこちらへ。
https://eigaou.com/106/

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-7話(Netflix)のネタバレ・考察・感想・レビュー

ハロルド・ジェンキンスという男

1989年10月1日、ハロルド・ジェンキンスは生まれました。アカデミーの兄妹とは違い、通常の妊娠・出産でした。しかし出産直後に母親は亡くなってしまいます。酒におぼれた父親からは暴力を振るわれて育ちました。ヒーローとして活躍しているアンブレラ・アカデミーの大ファンで、同じ日に生まれた自分にも能力があると信じているようです。
ある日、任務を終えて自宅に戻ってきたアカデミーを家の前で待ち構え、ハーグリーブスに自分も同じ日に生まれたので能力があるに違いないとメンバーに入れてくれるよう懇願します。しかし、「君には能力はない、これからもだ。」と冷たく突き放されてしまいます。
自分の可能性を信じてなんとか生きていたハロルドでしたが、ハーグリーブスに認めてもらえなかったことに絶望し父親を殺してしまいました。そして服役を終えた12年後、2話で4号・クラウスが捨てたノートを偶然手にするのです。

荒れる1号

5号が戻ってきたことにより、6話の家族会議以降の出来事はなかったことに。
再度やり直しの家族会議がおこなわれています。前回と異なり、ハロルド・ジェンキンスについて探るために2号・ディエゴと3号・アリソン、5号が一緒に行動をします。1号は、月での任務にヒントがあるかもしれないと家で資料を探すことにします。
そして、やはり報告書が読まれてなかったことを知るのです。今回は慰めてくれる3号・アリソンはいないので、普段飲まないお酒を飲んで荒れてしまいます。
二日酔いだと家に残っていた4号・クラウスに慰められますが、4号になりたい(ハイになりたい)と家を飛び出してしまいます。

ハロルド・ジェンキンスの正体

2号・ディエゴは警察のコネを利用し、ハロルド・ジェンキンスについてのファイルを手に入れます。そして、自分がパッチ刑事殺害の容疑者になっていることを知らされます。現場に指紋を残してしまっていたようです。
ハロルドのファイルを確認する3号・アリソン。そこにはなんとレナードの写真がありました。3人でレナードの留守宅を探っていると、屋根裏にアンブレラ・アカデミーのフィギュアや写真がたくさん見つかります。
兄妹の顔はつぶされており、レナードの目的は7号・ヴァーニャではなく自分たちだったと知ります。すると5号は、組織から逃げてくる時にハンドラーが撃った弾があたっていたようで、その場に倒れてしまいます。

ヘイゼルの決断

やり直しの世界でも、お互いに抹消の指令が出ていることは同じようです。前回はチャチャがヘイゼル抹消を断念する様子が描かれていましたが、今回はヘイゼル側が描かれています。
いつもどおりドーナツショップに行き、店員のアグネスと話をしています。なんと、駆け落ちをしようと誘っています。組織の操り人形の様に指令をこなすことに嫌気がさして自由に生きたいのだと。アグネスは快諾しますが仕事の相方にはきちんと話をしなさいと諭し、夜に出発しようと約束をします。
そしてホテルに戻りチャチャに仕事を辞めると伝えますが、あと3日で世界は滅びるのに辞めてどうするのだと理解してもらえません。去るなら自分を殺してからにしろと怒鳴られますが、ヘイゼルにはチャチャを殺すことができずそのまま立ち去ります。
まさか、ドーナツショップのアグネスと駆け落ちまで考えていたとは..。結構な年の差ですが(30才差くらい? )、チャチャに邪魔されず幸せになってほしいですね。
 

 

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父の死の真相

レナードの家で倒れた5号を抱え、2号・ディエゴと3号アリソンは家に帰ってきました。するとそこには、3話で動力を止めたはずの母の姿がありました。驚く2号・ディエゴでしたが、母の手当てで5号は一命を取り留めたようです。
一方4号・クラウスは1号・ルーサーを心配して探しに行きます。1号・ルーサーは、ドラッグでハイになりで上半身裸になってクラブで踊りまくっていました。猿人化した体を見られていることは、もはや気にしていないようです。
1号を見つけた4号・クラウスですが、場所が場所だけにドラッグの誘惑と必死に戦っています。そんな極限状態の時に、やっと父の霊と会うことができたのです。
父の話だと世界崩壊を止めるためにアカデミーの団結が必要不可欠なので、全員を呼び戻す重要な出来事を起こす必要があったと。父の死が自死であったことを悟る4号・クラウス。そしてさらに重要なことを伝える、という瞬間に4号・クラウスは現実に引き戻されてしまいました。

義眼が必要になった時

時を少し戻り7号・ヴァーニャの様子ですが、今回も自分抜きの家族会議に憤慨し能力を開花させつつあることに変わりはありません。レナードの祖母の持ち物であるコテージで、トレーニングをしようと誘われるのです。
そして2号・ディエゴと3号・アリソンも警察のファイルからコテージの場所を知り向かおうとしますが、ディエゴがパッチ刑事殺害容疑で逮捕されてしまいます。ひとりコテージに向かう3号・アリソン。
その頃、コテージ近くのレストランで夕飯を終えたレナードと7号・バーニャ。店の外にいた男たちに絡まれてレナードがボコボコにされてしまいます。すると喧嘩を止めようとした7号・ヴァーニャを中心に空気の爆発? が発生し、男たちは吹き飛び壁や車に打ち付けられてしまいます。今までとは比べ物にならないパワーでした。
レナードはひどい怪我を負い病院に運ばれますが、病室に入った7号・ヴァーニャが見たのは、右目を失ったレナードの姿でした…。
パズルのピースが埋まってきた感じはしますが、まだ世界崩壊を止められる気配はありません。シーズン1はあと3話、引き続きレビューしていきます!

アンブレラ・アカデミー シーズン1-7話の使用楽曲

アンブレラ・アカデミーは各シーンでの使用楽曲にこだわりが感じられます。楽曲の力でともて印象深いシーンになると感じたので、最後に紹介しておきます!
Three Dog Night – “One”
Radiohead – “Exit Music (For a Film)”
音楽配信サービス「Spotify」ではアンブレラ・アカデミーのプレイリストが複数シェアされていますので、気になる方は探してみてくださいね。私もよく聴いています!

アンブレラ・アカデミー次回のあらすじ

アンブレラ・アカデミー シーズン1-8話のあらすじ

「アンブレラ・アカデミー」シーズン1-8話のあらすじはこちら。
https://eigaou.com/116/
(photo Netflixオリジナル『アンブレラ・アカデミー』)
 

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