Webライターを仕事にしていた。当時は記事を書くだけでお金がもらえるなんて、楽な仕事だと思っていたが、取材、ネットでの調査を元に記事を書く日々は馬車馬のごとく急ぎ続ける日々のようで充実はしていなかった。もちろん、大志を持って取材や執筆に取り組んでいる人々は多いが、彼ら彼女らのような偉人になれなかった私は、早々にその道を諦めた。
中でも、一番きつかったのは締め切りを守ること、、というよりは「一度中断した原稿を再開すること」であった。
とくに取材記事は勢いに任せて書けるうちが華で、一度つまずいたり、中断をしたあとに再開するのはモチベーション的にも、技術的にも、そして記憶的にも厳しいものがあった。
そしてライターをやめることになるのだが、人間そう簡単に変わることはできない(というか、できることはやりたくなるのが人間だ)ので、こうしてブログを更新する日々に戻ってしまった。
書けない日には、情報を入れる。
そんな日々に、収益化という目標を持って日々更新をしているのだが、どうしてもサボりがちになる。そんなときに検索をしてみると、同じような考えを持つ人が素敵な文章を書いていた。
「人間は、インプットしまくると自然とアウトプットしたくなる生き物(という仮説)」
これはまさにそうだと思う。記事を書く、というスキルを持っていない人だとしても、身近な人に話したり、ツイッターで発信したりする人は多い。その中の手段に記事を書くという選択肢があるだけだろう。
逆を言えば、取材をした内容を記事にする前に人に話したりするのは、やる気がなくなる原因なのかもしれない。
書きたいことがなくてもいいから、とりあえず書いてみなよ
この記事で紹介されていた記事も読んだ。
「「書きたい」「書かなきゃ」でも「自分の中には書く価値のあることがない」と心が折れそうなときには。」
書くべきものがなくても書いていい。という主張を100%共感できるかというと、そうではないのだが、その賛否別れるところも含めて覚悟持って書いているのがこの人は言動一致しているなあと、魅力的に感じる。
この二つの記事を読んで少し励まされたというか、思い出した書くためのコツというのをいくつか、私なりにも紹介したいと思う。
書くためには、準備がいるが、支度はいらない。
私は全ての物事に置いて3日坊主体質なので、仕事をするのも大変なのだが、そんな自分でも仕事をして、人生を送るために人参のぶら下げ方と鞭の打ち方には気をつけている。
・とりあえず音楽を聴いてみる
文章を書くときにはどうしても目と頭は空いてないといけない。ラジオを聴きながらだと頭がうまるし、テレビやユーチューブは目と頭がうまる。音楽なら耳はうまるから音源起こしはできないが、とりあえず頭が空くから手も動く。意外と記事が書けない日にはいい方法だと思う。
・眼に映るものを排除する
人間の脳は、視覚・聴覚・触覚にとても大きな影響を受ける。特に記事を書くときには集中を司る前頭葉、そして記憶を司る海馬を機能させる必要があるが、特に前頭葉はノイズに弱い。
何かきになるものがあっただけで弱るから、机は綺麗にしたほうがいいし、音声は遮断したほうがいい。
・絵を書いてみる
また、指先を使った運動は脳を活性化させるので、絵を書いたり裁縫したりするのは、準備運動として最適であろう。
・爪を切ってみる
私は爪の長さでタイピングの速度が1.5倍くらい変わるので、爪はいつも短く揃えている。
・書くべきものを忘れて、頭にある事柄を書いてみる
SNSに文章を投稿するときに、そこまで推敲して文章をあげる人は少ないだろう。それと同じで、文章も頭の中にあるものであれば、すんなりと書けるはず。
もちろん、仕事の文章、売るための文章は頭の中に情報を入れるまでが大変なのだが、脳と指先の運動として頭の中に書いてあるものを書くのはいいと思う。
それでいうと、先に紹介したお二人の記事のように、インプットを過多にしてみたら仕事の文章でもすんなり書けるだろうし、心に思い浮かぶものをよしなに書いてみたらそのうち書き方を覚えて文章も上手くなるかもしれない。
というところまで書いて、思うのは、やはり仕事で文章を書くのであれば出来るだけ自分の知的好奇心を満たせるテーマを仕事にするのがいいだろう。
アフィリエイトでもバイトでも本職でも、自分の好きなテーマ、生きるのに必要だと思えるテーマを書くライターになること。それが自然にインプットをしてみて、書くべきじゃなくても書きたいと思えるテーマを仕事としてアウトプットできるようになる一番のコツなのかもしれない。
ライターになりたい人
ライターになる、文章の勉強がしたいという人は、お金ももらいながら学べるサグーワークスとかで勉強を始めるといい。プラチナライター
なら単価も悪くないし。
クラウドワークス、ランサーズとかでもいい案件はあると思う。というか、私はライターで平均月収50万円くらいで、最後は直営業を中心に案件をもらっていたが、一番最初に仕事をもらい初めて、しかも最後までお世話になったクライアントの出会いはクラウドワークスだったので、こういうところから始めるのは悪くないと思う。
まあ、こういうのは未経験の人に「教えてあげるから安く雇わせて」という搾取気味のツールにもなりがちなので、すこし経験を積んだら編集者派遣のWebist(派遣のほうが未経験でも採用されやすい)とかですぐに就職するか、Webで見かけるような編プロにHPやSNSで連絡をして、仕事をもらうとかしたほうがよい。
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