取締役として大手家電メーカーでビジネスを繰り広げる漫画「取締役 島耕作」(言わずとしれた課長島耕作シリーズの続編です)を読んでいると、島耕作の出世を軸に会社組織の仕組みというものが理解できてきます。
娯楽として読んでいるので事実確認などはしていませんが、サラリーマンとして仕事をしている人にとってはいい教材かもしれません。
今日紹介するのは、そんな「取締役 島耕作」で島耕作が「常務」に任命されたり、「専務」に任命されたりするのですが、専務・常務と普通の取締役で何が違うの? という点です。
かんたんにいうと取締役→常務→専務→社長(代表取締役)
常務は「日常の業務」という意味を持つ単語です。つまり「日常の業務に近い取締役」という意味。経営者の中でも現場に近い役割です。
専務は経営に近く、社長を補佐する役割です。つまり常務よりは経営に近い役割です。
イメージとしては取締役(平取・ひらとり)→常務→専務→社長(代表取締役)という段階を追っていきます。
会社によっては役職をおいたり置かなかったりしますが、普通の取締役以上に常務・専務は権限が強いと考えてよいでしょう。
会社の仕組み・役職をざっくり知るなら「島耕作」シリーズを読んでみて
島耕作シリーズはなんとなく敬遠していたのですが読んでみると普通に面白いです。
特に、私は普通のサラリーマンをしているので親しみやすい。一方で島耕作が働く初芝電産の役員たちは愛人を囲うのが当たり前。島耕作も離婚して50代を超えても恋愛を謳歌しているようなフィクションなので、女性目線ではかなり不快になるシーンが多いと思いますのでおすすめはできません。
出典:「取締役 島耕作」(モーニングコミックス・弘兼憲史)
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