アルマゲドンを鑑賞し始めたのは、2018年7月14日(土)20時頃。前週末に借りたTSUTAYAのDVD(白雪姫)の返却期日だったのだが、気づかずに晩御飯の支度をしていた。調理をしている間に何かを見ようと思い、Amazon primeを眺めていた。
いつも見ているあたしンちやキョロちゃんを見る気分ではなかったため、最近会社でAさん、Nさんと話題に上がる「アルマゲドン」を見ることにした。
アルマゲドンは1998年の映画。1994年生まれの私には無縁の世紀末系物語である。
荒木さん曰く「君の名は。」と同様の「隕石物」で、しかも「隕石物の金字塔」と呼べるほどの作品だという。これは、見ないわけにはいかない。だけど、そんな瞬間になってもなかなか見る気にならない。仕方ないので予告編を見て見る気を起こすことにした。
ブルースウィリス演じる”ハリー”がゴルフクラブを持ち、船上でハリーがおこなう石油採掘に対してデモを行う若者たちにボールを打ちつける。その最中、トラブルが起きたことを船員に報告されたブルースウィリスは、トラブルの原因を生み出したAJという人物の元へ勇み足で向かう…
隕石物の片鱗さえ見えない予告編。内容も全くわからない。なんなんだこの映画は…圧倒されながらも、なんとなくトラブルの行方や前後の流れが気になったため、Amazon Primeでアルマゲドンを購入。とりあえず見ることにした。
結果、圧倒。
涙腺崩壊。親子愛充満。NASA万歳。
晩御飯の支度は無事完了したものの、常に涙。手元には玉ねぎ。
調理のついでに見ていたアルマゲドンだったが、途中からは立場逆転。アルマゲドンのついでに調理。調理のせいで見逃したシーンは丁寧に手を吹いてから巻き戻し。晩御飯を食べながら見た後半1.5時間は、アルマゲドンに集中してしまい、手に持っていた味噌汁をドバドバこぼすハメになった(一部誇張あり)。
見終わる頃には、涙腺崩壊。家族愛とNASA愛に満ちた心でこう言っていた「隕石物の金字塔だ…め、名作」
アルマゲドンを私におすすめしたN氏は先日こう語っていた。
「いや、アルマゲドン途中で見るのやめることができたらすごいですよ…そんな隙を与えない映画っすから」
その時は、またN氏ジョークが出たなと思っていた。しかし、現実は違った
これはジョークではなく真実だったのだ。
アルマゲドンは、20世紀末の地球(もちろん中心はアメリカ)を舞台にした映画。
主人公はブルースウィリス演じる石油採掘会社の代表ハリー。彼と仲間たちがNASAに協力を要請されて、地球に迫り来る隕石の到来を阻止するために奮闘する感動隕石親子愛NASA万歳スペクタクルだ。
話のあらすじは割愛するが、隕石物の金字塔と言われるアルマゲドンだけあって、隕石の描写は圧倒的。「君の名は。」のように世界線が歪むことはないものの、隕石に感情があるような演出効果は秀逸であり、その点は「君の名は。」を圧倒している。
作品の終盤になるとアジアとフランスには隕石が落ちてしまう。しかし地球(中心はアメリカ)視点で見れば、中心地(アメリカ)には隕石が落ちていないため、隕石到来を阻止することに成功したハリーを中心とする石油採掘会社の仲間は地球(アメリカ)の英雄として賞賛を集める。
地球(アメリカ)の英雄たちと家族の絆、親子の愛をまざまざと見せつけられ、隕石という不可抗力に抵抗する人間の知恵と勇気を見せつけられ、涙せずにはいられない。涙腺崩壊・親子愛充満・NASA、万歳な映画だった。
書きながら実感したのは、この作品の中にある3要素「隕石・親子愛・NASA万歳」に対して、個人的には親子愛以外の共感軸はなかったのかもしれない。NASA愛に満ちたというのは嘘だ。完全にNASAに興味ない。
しかし、それを鑑みても余るほどの「親子愛」。特に終盤の親子愛にはもう、なんというか、、もう一度見たいっ。
親子愛や不可抗力に立ち向かう人間、NASAが好きな人におすすめの映画だった。
以上
(Amazonプライムでレンタル200円。視聴するまでは30日無料で、視聴後も48時間は無料)
尚、アルマゲドンと冠された映画が無数に存在するが、しかしそれらは本作とは無縁のB級作品らしい。(アルマゲドンというのは、旧約聖書で「世界の終末的な善と悪の戦争や世界の破滅そのものを指す言葉(Wikipedia)」だから、終末的な隕石物に使ってもいいだろうということで、パクられているのだと思う)
P.S.ウィキペディアに書いてあったアルマゲドンのカテゴリが面白かったので、一部抜粋して紹介して〆とする。
自然災害を扱った映画作品|世界の終末が描かれた映画作品|太陽系を舞台とした映画作品
▼クレジット
・アイキャッチ画像:Amazonプライムよりスクリーンショット
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