物を書く実力を上達させたいなら「デザイン」を学ぼう

Webディレクターの仕事

文章を書くことを仕事にするのがライターと言われる職業だが、私はライターを卒業してから文章がうまくなった。

 

理由は明確で、ライターをやめたあとに「デザイン」を学んだ影響が大きい。デザインというとアーティスティックで感覚的な仕事をイメージする人が多いと思うが、それはアートの領域。

 

グーグル翻訳でdesignを日本語に訳してみると「設計」と出てくる。その通りで、デザインはアートというよりも設計・工学に近いもので、デザインの入門本にも同じような表現が使われる。

 

デザインには必ず「明確な目的」がある

 

明確な違いはアートは純粋な感情・感覚の表現であるのに対して、デザインは明確な目的を持って図形やイラストを配置する情報伝達手法なのだ。

 

その度合いにはもちろん様々ながあって、例えばロゴやブランディングイメージを作成するグラフィックデザインの領域であればかっこよさを表現するデザインをするし、アプリやWEBのUIを設計するUIデザインであれば使いやすさを実現するデザインをする。

 

ただ、そこに共通するのは「明確な目的を持って」いるということだ。

 

私はデザインを通じてこの「目的を持って表現する」ことを学んだ。

 

うまい文章はデザインされている

 

文章作成に通ずるのは、この「明確な目的を持つ」ということだ。

 

記事を書く仕事に憧れている人はかっこよく文章を書く、真似をする、うまくまとめる、、という「書き方」に捉われがちなのだが、文章というのはデザイン以上に目的が重要なものだ。

 

余計な一文があるだけで文章の意図がわからなくなるし、読みづらくなる。

 

全ての文章、言葉、言い回しに対して「この文章の目的は何か?」「なんでこの言葉を使うのか?」という問いかけをすることで、文章がグッとよくなる。

 

よく新聞では「紋切り型」と呼ばれるような定型表現が使われる。それは文章の内容を伝えることが大事で、早い速度で記事を仕上げることが”目的”の新聞という媒体ならではのデザインだから、それが本の出版、特集記事の作成となると表現を変える必要があるということはいうまでもない。

 

意図を持って文章を書くこと、何を伝えたいか考えて記事を作成すること。それはデザインと同じで「なんでこの表現を使うのか?」「どうしてこのような構成にするのか?」と自分でも他人にも理由を問われながら、自問して少しずつ成長するしかないものだと思う。

 

自分の文章を添削するときは、一度「他人の文章」にする必要がある

 

最後に伝説的なコピーライターで現在ほぼ日を運営する糸井重里さん(西武百貨店「おいしい生活。」やとなりのトトロ「このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。」などを作った。表現の天才-詳細)やほぼ日の有名な編集者が語る記事作成の秘訣を書いて終わろう。

 

それは「文章を書き上げたら数日置いて読み返すこと」らしい。自分の文章を客観的に見るのはとても難しい。書いているときに意図を把握するのも難しい。数日寝かすことで、他人が書いた文章に見えるため添削がしやすくなるということだそうだ。

 

もちろんその工程を他人にしてもらうのが編集ではあるのだが、素晴らしい編集者が身の回りにいるとは限らない。自分の表現を磨くためにも、一人ライター・一人編集者を日課にしてみるのはいかがだろう。

 

ちなみに、私がデザインできるようになったきっかけはこの本でした。

ノンデザナーズデザインブックという有名な本がありますが、その本の翻訳のような本。

しかし、この本の方が現実的に利用するデザインを体感できる上に、日本の著者がつくった本なのでとてもわかりやすい。

ノンデザイナーズデザインブックを買うくらいなこちらをぜひ。

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