あの頃の僕らにはジャンプとじゃがりこさえあればよかった。|思い出の回想録――長堀シネマズ#3

映画

1995年。

人々はその年を「戦後史の転機となった年」と言う。

太平洋戦争終戦から50年が経過した年であり、阪神淡路大震災、オウム真理教による地下鉄サリン事件が起きた年でもある。

1980年代にはじまるオカルトブーム、テレビブームは全盛期、1999年7月に世界が終焉を迎えるという説を唱えるノストラダムスの大予言を信じている人も少なくなかった。

他にも池袋のカラーギャング最盛期(ウエストゲートパークは98年)、SMAPブーム(同年の日経ヒット商品番付で横綱獲得)、小室哲哉のtrf、安室奈美恵、ダウンタウンプロデュース、松本人志ブームなど、世間を賑わせる巨大な波が多く生まれた年でもあった。

そんな1995年、「じゃかりこ」は爆誕した。

「じゃかりこが出てきたときは衝撃でしたね。今でも覚えています。

“こんなにうまいもんがあるのか!!” って、中学1年生の時、部活帰りでした。ある友達が地元のコンビニ「モンマート」で、チーズ味を買ったのを、一つ分けてもらいました。

それが、私のじゃがりこ人生の幕開け。

あまりの衝撃に急いで家までお金を取りに行って、モンマートで一箱購入したのを、昨日のことのように思い出します」

長堀氏

大のアルマゲドン好きで有名な長堀氏はそう回想した後、こう続ける。

「当時はじゃかりことジャンプさえあればよかったんですよ。

毎週月曜日になったら大人も子供もみんなジャンプ読んでて。月曜日発売なのに日曜に販売している書店なんかを見つけたら夜中に買いに行ったりしてね。

中学生の僕も、毎週月曜日になったら少ないお小遣いでジャンプとじゃかりこ買って、食べながら読んでました。懐かしいなあ」

長堀氏

2018年のいま、じゃかりこよりも美味しいお菓子はたくさんある。しかし、「そういうことじゃないんだ」と長堀氏。

「そりゃあ、今はもっとうまいお菓子はありますよ。だけどね、当時は今ほどお菓子も娯楽も種類が多くない。ネットもない。そんな時代に、じゃかりこのサクサクした食感、あれが出てきたときは衝撃だったんですよ。

僕にとって、じゃかりことジャンプはいわば思い出の象徴になってるんで、味や中身では優劣がつけられないんですよ。

大学に通っていた頃、自宅最寄りの竹ノ塚駅から大学のある水道橋駅までの電車は、毎週月曜日になるとジャンプを読む人たちで埋め尽くされる。僕ももちろん読んでいましたが、あの光景は今でも思い出します。

ドラゴンボールワンピース北斗の拳スラムダンク。それに、その頃ジャンプを買うとき、やっぱりじゃかりこを思い出しました。僕にとって、青春の象徴なのかもしれませんね」

長堀氏

お菓子、娯楽には代わりになるものはたくさんある。しかし、思い出に代わりはない。

時代の転換点だった1995年、その年は長堀氏にとっても特別な1年だったと言えそうだ。



おまけになってしまったが、1995年公開の映画は大豊作。名作と名高い「ショーシャンクの空に」「レオン」「フォレストガンプ」「ダイハード3」「007 ゴールデンアイ」「耳をすませば」「トイストーリー」「ポカホンタス」などは全てこの年に公開されている。

同年、長堀氏が気に入った作品については、改めて語っていただこう。

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